保護者の皆様へ(「こどもたちによる会社パンフレットをつくろう」キャンペーン)

保護者の皆様へ(「こどもたちによる会社パンフレットをつくろう」キャンペーン)

2025年4月16日

大阪府社会保険労務士会では、大阪関西万博2025の開催に向けて、そのテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に共感し、今般「こどもたちによる会社パンフレットをつくろう」キャンペーンを実施いたします。

はじめに

社労士会が果たすべき役割は、「人を大切にする社会」の実現に寄与することです。

「人」を起点とした未来志向のテーマは、次世代の人材育成とも深く結びついています。
その理念の延長線上に、次世代を担う子どもたちへのアプローチが必要不可欠であると考えます。

今、子どもたちにキャリア教育が必要だと言われています。

近年の社会環境、経済、雇用のめまぐるしい変化は、子どもたちにも大きな影響を及ぼしています。

将来に夢を持てない子どもや高学歴なのに職につかない若者などがその例です。社会の変化を恐れず、対応する力をつけ、自分の力で未来を切りひらくために、生き抜く力を形成するキャリア教育が必要なのです。
たとえば、小学校という時期は、生き方や進路に対する基礎的な考えや能力をやしなう時期です。この頃、子どもたちは将来に対して夢や希望を抱きます。

また、年齢に応じて、子どもたちも自分の興味のあるものを選ぶ機会が増えていきます。
その時に、学校や家庭での役割や関係性を学ぶことにより、将来の可能性に向けてのエネルギーが生まれ、選択肢に対しての判断力も育むことが出来ます。

子どもたちに、夢に向かって頑張るエネルギーを持ってもらうために、キャリア教育が必要なのです。

〇キャリア教育とは何でしょうか。

「キャリア」という言葉ですが、多くの人が「経歴」という意味で使用していると思います。実際、ハローワークなどを所管している厚生労働省では、「過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すもの」とされています。(厚生労働省「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書より) 

〇キャリア教育は子どもの成長や発達、進路に影響する

社会環境の変化は、子どもの成長にも影響しています。身体的には、成熟しているのに精神的・社会的発達が伴っておらず、人間関係がうまく作ることができないなどが例として挙げられます。

自己肯定感が低い子ども、将来に希望を持てない子どもが増えています。キャリア教育は、このような子どもの増加を予防し、社会人として自立した人を育てる教育です。

文部科学省も「子どもたちのキャリア教育」を支援しています

〇すでに中学生企業家が誕生し、若年層が社会や経済に参画する時代が来ています。

文部科学省も「小・中・高等学校等における起業体験推進事業」で支援しています

未来を担う子どもたちに、社労士の役割や専門性を知ってもらうことは、中長期的な視点でも重要な事と考えています。

参考

*小・中・高等学校等における起業体験推進事業
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/career/detail/1374260.htm
*中学生でも起業できるの?中学生が起業して成功した事例を紹介!
https://www.islandbrain.co.jp/start-business/chugakusei/

〇SNSによる情報伝達の発達によって、特に世代間の情報における距離が縮まりつつあります。

情報に敏感な子どもたちは、色々な専門性や価値を早い段階で理解できるポテンシャルを持っています。
すなわち未来は短縮され、今までの遠い未来は近い未来へと変遷しているのです。

子供たちが、我々おとなが携わってきた経済活動や社会にしくみに関わってくるのは、今までよりも、もっと近未来になっています。ほんの数年先なのです。

〇社労士会では、未来に向けての政策提言・宣言として「人を大切にする企業と社会の実現に向けて」を掲げています。

未来を担う子供たちに、「人を大切にする企業と社会」を考えていきたいと考えています。

「こどもたちによる会社パンフレットをつくろう」キャンペーンについて

■内容:こどもたちに、思い思いに自分が良いと思う会社を思い浮かべてパンフレットを作っていただき、それを表彰します。

〇「会社パンフレットをつくろう」事業の実施

小中学生の子どもたちが、自分のイメージを膨らませて創造的に作成した成果物(会社パンフレット)に対して、努力を称えて表彰する。

〇表彰式

エントリーされた作品を選考し、表彰する。

*その後、あべのハルカス近鉄本店ウイング館9階催会場にて令和7年7月30日より8月5日まで作品を展示予定

〇応募受付:指定ホームページからと郵送

大阪府社会保険労務士会の案内ページ

〇応募期間:2025年4月1日~2025年6月30日

〇申込費用:無料

■表彰式について

〇日時:令和7年7月23日(水)14:00~15:30
〇場所:大阪府社会保険労務士会館3階大会議室
〇表彰対象:表彰状、盾、賞品(図書カード予定)の贈呈
グランプリ賞 1名 3万円分             
会長賞  1名2万円分
優秀作品賞 1名1万円分             
特別賞 10名5千円分
参加賞   全員 5百円分

■主催、共催、後援

〇主催:大阪府社会保険労務士会
〇共催:全国社会保険労務士会連合会 近畿地域協議会
〇後援:大阪商工会議所